NewモデルSIERRA test report at JMT & POP UPのご案内

2024.11.14

NewモデルSIERRA test report at JMT & POP UPのご案内

もう数ヶ月前になるが、2024年8月に幸運にもJMT(ジョンミューアトレイル)に行くことができた。今年の3月に福井のアウトドアショップTHE GATE MOUNTAINにて行われたハイカーズデポ勝俣氏によるJMT説明会に偶然参加させてもらったことがきっかけだ。
以前よりアメリカのトレイルは本などを読んで関心は抱いていたものの、もし自分の人生で行けることがあったとしてもそれはきっと遠い未来だろうと、そういう位置づけだった。
それが「FLOATチームで行っちゃいなよ~」的な勝俣氏の軽いノリだった発言が既定路線であったかのようにいつの間にかどんどんと計画が前向きに進みだした。
と、言うのも、2024年はFLOATアウトドアサングラスを始めてから10年目になり、それを記念して今回のアニバーサリーモデルを開発していたのだ。
10年続けてこれたことに感謝しつつ、またそのご褒美として、いやいや、絶景の中で新しいモデルを撮影、そして商品テストできるではないかと、仕事をこじつけ、その他諸々の仕事のスケジュールを見直し、どうせ行くならアメリカの滞在日数をできるだけ長くできるようにと、JMT説明後に頭がフル回転したことを思い出す。「行けるのか?ではなく、行きたい!」にどんどんマインドが変化していった。


まるで絵画のような景色の中を歩き、ただただ感動してた
そして、JMTはこの新製品をテストするのにもってこいの環境だった




フィールドの木々は少なく、日差しがとても強いアメリカでのロングトレイルは日中のだけでなく、朝日、夕日とサイドからの日差しが常にあるような状態で、サイドカバーの恩恵をこの上なく感じることができた。
日本においても稜線上の縦走においてはその効力を発揮してくれるだろう。



そして、このモデルは元々スキーで強力な反射光、紫外線をカットできるようにと考えた設計である。晴れた日にはゴーグルでなく、サングラス!の選択肢があることをぜひ皆さんに知ってもらいたい。
ゴーグルは晴れた日にはオーバースペック、暑いでしょ?サングラスで十分。
風邪が流れていればサングラスでも曇りにくいのだ。トップ、サイドからの光を遮ることができるこのSIERRAはまさに最高なはず。冬のスキーでこれからガンガンしまくる予定



さらに、使いたいシーンとして釣り!
アウトドア仲間には釣りをする人も多く、そんな人たちから見ればこのモデルは釣り用にしか見えなかったようで、もともと予定にはなかった釣り用レンズも急遽準備。ライトグリーンレンズは釣りに最適でこちらもJMTでしっかりテスト。日中の日差しは帽子のつばで回避できるが、夕日のサイドから来る日差しが普通のサングラスだとやっかいなのである。SIERRAは夕まずめ時にサイドからの反射を感じることなく釣りに専念できるのだ。

BROWN TROUT


GOLDEN TROUT


BROOK TROUT
釣りでの偏光レンズテストもバッチリ

ここから商品詳細

SIERRAの工夫点1
正面に空いたレンズの穴と上面の穴は、トップ・サイドカバーによって滞留してしまうであろう熱のベンチレーションために設計した。空気が冷たい冬になるべく曇りにくくするための機能上のデザインだ。そもそも外面、内面の気温差がくもりの原因で、風が流れてくれるだけでくもりは消えてくれる。スキーで滑降すればすぐに消えてくれるのだ。


ただ、冬季のハイクアップなどでは温まった顔と外気の冷たい気温差が大きく完全にくもりを防ぐことはできない。冬季は必ずはくもり止めのクロスを併用して欲しい。このくもり止めセリートで前日レンズを拭きあげることルーティン化するとくもりにくくなる。

工夫点2
このモデルは上面、サイド面に大きく日よけ、風よけが付いたシェイプ。この手の製品はあまりに玄人っぽくなってしまうので意外に掛けづらかったりするのが難点だが、デザイン面で注意した点はあまりハードな印象にならないことだった。フレームカーブを抑え、レンズに丸みを帯びさせ、実は某アニメにでてきたゴーグルをイメージして作った造形なのだ。掛けやすいようにフォルムにかわいらしさを残した。今回はフレームカラーをマットブラックにすることでビシッと締まっている。


工夫点3
サイドカバーがついたタイプの多くはサイドカバーの取り外しができるが、外した後に小さなパーツの紛失につながったり、後付けのためどうしてもフレームとの一体感が生まれなかったりする。
ギミックが効いていてサングラス自体は格好いいのに、いざかけてみると、オーバースペックに見えてあれっ?となったり。FLOATではフレームとの一体感を大事にして、固定型を選択した。真正面から見たらこのサイドカバーはほとんど見えず、一見普通のサングラスに見えてしまうだろう。

工夫点4
サイドカバーはお顔の形を選びやすいというのも難点だったと思われる。
顔幅だったり、頬骨だったり、鼻の高なさなど、何かしらフィットしない箇所が出てきたりしやすいのだが、日本人の為に細かく設計したモデルなので、ほとんどの方がストレスなく掛けることができると思う


GY FMR(グレーフラッシュミラー)LENS 可視光線透過率13%

Lt.GR(ライトグリーン)LENS 可視光線透過率28%



YOSEMITE NATIONAL PARKにて

JMTで製品テスト、撮影できたことが本当に最高だった。
「今年行くべきだ!」となんの根拠か分からないハイカーズデポ土屋氏の助言や、メールアドレス教えて~とパーミットの予約をとりあえず取っちゃう勝俣氏。あの半ばおふざけな感じがなければきっとアメリカへは踏み出せなかったと思う。自分でもまさか本当に行くことになるとは今振り返っても信じられない。このブログを書きながら、夢ではなかったと。。。

そして、この製品の発表をハイカーズデポさんにて行うことになりました!
11月23日、24日の2日間、ぜひぜひ遊びに来て下さい。

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