皆さん紫外線についてどれぐらいの知識をお持ちでしょうか?
紫外線は眼に見えない光で我々は目視することはできません。
紫外線と言うと何か嫌なイメージがありますが、全て悪いというわけでは決してありません。正しい知識を持つことが大事です。
良い面1
細菌のDNAを破壊することから菌の増殖を減らすことができます。洗濯物、お布団を日干しするのはこのためですね。
良い面2
適度な日光浴(紫外線)は人間に必要不可欠なカルシウムのバランスを整えたり骨を丈夫にするビタミンDを育成するチカラがあり、骨や歯の形成を助ける効果もあります。
良い面3
紫外線を浴びるとセロトニンと呼ばれる幸せホルモンが分泌されます。
セロトニンは、神経伝達物質の1つで、感情を整え安定させる働きがあります。晴れた日が気持ちいいのはこのためですね。
このように、適度な紫外線はむしろ健康に有益なものです。
しかし、過度に紫外線を暴露した場合どうなるのか、次にその話をしていきます。
山であれば、標高が1000m上昇するごとに紫外線量は10%増加します。2000m急なら120%、3000m級なら130%となります。海や川では水面に反射し、10〜20%の紫外線量が地上の紫外線量に加わります。さらに、晴天の新雪上では反射率が80%となり眼炎や白内障など目の健康を害する可能性が非常に高くなります。
※参照 紫外線環境保全マニュアル2020より 環境省
「目は剥き出しの臓器」
アウトドアを楽しむということは、紫外線の影響を受け続けるということでもあります。肌に日焼け止めを塗るように、「眼」にも紫外線対策が必要です。アウトドアにおいて本来サングラスは必需品なのです。
紫外線による目への影響は、雪原や海原などで突発的な炎症などが起こらない限り、なかなか実感できません。その影響は目の水晶体に蓄積されていき、個人差はあるものの、白内障や老眼を早めたりします。
「日焼けは肌の防御作用」
肌の日焼けの原因となる紫外線を浴びると、肌の内部では、メラニンが大量に作られます。黒い色素で紫外線を吸収して、ダメージから細胞を保護しています。これが、日焼けの仕組みです。そもそもメラニンは、肌細胞を紫外線から守るためにできるものです。皮膚自体が黒くなる一方で、眼から紫外線が入ると脳もメラニンを分泌しろと指令を出します。過剰に分泌された部分(メラニンスポット)がシミに繋がったり肌トラブルの原因となります。
紫外線99.9%カットのサングラスを身につけて、目のダメージ、眼精疲労、肌トラブルを軽減させましょう。