冬の唐松岳に登りました
2022.02.25
先日は、サングラスの撮影とフィールドテストも兼ねて雪の唐松岳に行きました。
この日は午前中が晴れで、下山予定時刻あたりで天気が悪くなる予報でした。なんとか天気の良い時間に山頂に立ち、絵に描いたような白い立山連峰をイメージしながら車を走らせました。
まずゴンドラとリフトという文明の利器を使い一気に1800mまで標高をあげます。お金にものを言わせて絶景を見に行くというのが社会人の特権です。
リフト最終地点につくと週半ばに降った新雪でまぁまぁ雪深かったので、私たちは念のため持ってきたスノーシューでガシガシ登ります。
(ツボ足の人たちはぶち抜いたりしていて結構しんどそうでした。)
快晴とまではいきませんでしたが、右を向けば真っ白な白馬岳、左を向けばイケメン五竜岳と鹿島槍、振り向けば遠くに見える妙高山群。今日は期待してもいいだろうとテンションがあがります。
ただこれが後々命取りになるとはだれも知りませんでした…
実は夏に同じメンバーで、しかも同じ目的(撮影とテスト)で唐松岳に来ています。このときは終始ガスに覆われていていい写真も撮れないし、楽しくないしということで、山頂にいかず途中でライチョウと戯れていました。
このような経緯があるため、空が青く遠くの山々が綺麗に見えてテンションが上がり、写真をバシャバシャ撮りまくります。こんなところでもスノーシューハイクが楽しめるなんてって思いながら、キャッキャッ言いながら遊んでいました。
予定のペースより若干遅いけど、余裕をもった予定だしと思いそのままのペースで進みます。
凍って滑りそうなポイントまで来たのでアイゼンに履き替え少し深いところもツボ足で進みますが、これが思いのほかスピードダウンしてしまいました。山頂の方をみるとどんどん空が白くなってきます。さらに風が少しづつ強くなってきました。
山荘手前の今回の核心部分に到着したときには爆風過ぎて立っていられませんでした。
(私はかなりのビビりで立っていられなかったですが、友人は余裕そうでした。)
視界も悪く、身の危険を感じ勇気ある撤退。
この日は道具の選択も良くペースをもっと上げれたのに…
もう少しペースを上げれれば山頂に立てたのに…
久しぶりのアルプスということもあり、テンション高くキャッキャッ言ってた自分を恨みました。目的を見失うという凡ミス…
夏といい今回といい、なかなか山頂に立たせてくれないツンデレ唐松岳。
もうそろそろ仲良くなりたい。
ただ夏は終始ガスだったのが、今回は撤退までは空が青く周辺の山々が見えておしいところまできました。
あともう一歩、少しずつ唐松岳山頂に近づいております…
今回私が使用したサングラスは、
「VEGA BLACK/GY」
VEGAシリーズはレンズのサイズが大きく、サングラスの隙間から入ってくる光や紫外線から目を守ってくれます。サングラスの本質は眩しい光や紫外線から目を守ることなので、目を守るという視点からはレンズは大きい方が良かったりします。
今回は標高が高く太陽が近いことと、ずっと雪の稜線歩きで光がいろんな方向から向かってくることを考え、透過率低めでFLOATシリーズで一番レンズサイズの大きいVEGAを選択しました。
また、ある程度の風や吹雪であれば目元を守ってくれるので、レンズサイズの大きい「VEGA」は顔を守るという意味でもおススメできます。
※ひどい吹雪や爆風のときはゴーグルの方がいいときもあります。天候や山行スタイルで使い分けしてください。