「シエラにつつまれて」~ひとにやさしく~
ジョンミューアトレイルにジョインするまで、本当に時間がかかりました。
個人的な想いをつらつらと、本当に申し訳ございません。
リスナーは本当にいらっしゃるのでしょうか?
やっと始まったオレタチのJMT、サクッと行きます。

Day1
Lyell canyon trailhead(Tuolumne) -> Donohue pass手前まで
距離:10mile 行動時間:6h
この日はお昼ごろTuolumneに降ろされてからのスタート。
樹林帯を少し抜けるとLyell Forkと並走するようにトレイルが続きます。
カリフォルニアはカラッとしていて汗をかいてもすぐ乾いて気持ち悪くないのですが、その分日差しがきついです。いつもと違う雰囲気だったこともあり歩き始めは少し疲れました。喉の渇きも早く、常に喉が渇いているような気持でいました。
ただJMTの良いところは水場が多く、浄水器さえあれば水の心配はほとんどありませんし、たくさんの水を持ち運ぶ必要もありません。これはJMTの良いところでもあり、人気な理由でしょうか。

トレイルヘッドから2mileほどでしょうか、フライフィッシングをしている人たちに会いました。まだNo fishとは言っていましたが佇まいがカッコよく本場を感じて気分が上がります。
もう少し進むとウリュウの様子が…。汗を拭く回数が増えています。

今日の工程の1/3も行っていないのに水浴びをほしがっていたので、Lyell Forkにジョイン。そのご満悦の様子から、行く先の不安を私は感じておりました。
水浴び接待も終わりハイキングを再開。景色のよさそうなところで商品撮影という名の仕事をちょこちょこ。


誰かが言っていたようにアメリカ映画にでてくるような優雅なLyell Forkの流れ。
あぁフライフィッシングがしたい…、が歩かないといけないので景色を楽しみつつ歩きます。
途中まではトレイルはほぼ平坦で歩くのが楽しく、歩くってこんなに楽しいんだなぁと思いながら歩いていました。

アメリカでおもしろいなと感じることはPass越え(峠越え)をすること。日本での縦走はだいたいの人がピークtoピーク(稜線歩き)だと思います。このPass越え(峠越え)は日本で置き換えると昔の人が歩いていた「古道」を使ったハイキングが近いのかなと思いました。

さて一発目のPass越えは「Donohue pass」。
これを今日中に越えれるか、どれだけ近づけるかが明日以降のカギとなります。が、残り2mileと300mアップを残してウリュウのエネルギー切れ。
「明日明後日は頼んます」と伝えて、念願のフライフィッシングに気持ちを切り替えます。
この旅で最初に入った川は、いつも日本で楽しんでいる渓流に近い川。
一投目は本当にドキドキしたなぁ、待ちに待った一投目だったので。
さすがに一投目では釣れなかったが、この川ではたくさんブラウントラウトが遊んでくれました。尺までは届かなかったですが、食い気がすごくて大きな口でフライを食べる姿はほんとうにドキドキしました。

ただ一番ドキドキしたのはリールを川に落としたこと。
川の流れが速いところでリールを落としてしまって「この旅も序盤にして終わりか…」と落胆しながらもラインを引っ張ってリールを手繰り寄せます。が、リールを回収できたのはバッキングラインを出し切ったあと。そう、すべてのラインを放出したわけです。
回収できたならいいじゃんって思うと思いますが、これから絡まったライン70m分をほどきながらリールにまく作業をするわけです。
アメリカで一番楽しみにしていたこと「フライフィッシング」を開始して20分ほどの出来事でした。このあと1時間ほどは魚ではなくラインと戯れることに…
「明日明後日は頼んます」って厳しいことを言うからこんなことに…
自分に試練が降ってきました。
明日からは、ひとにやさしくです。