「シエラにつつまれて」その11

2025.07.04

「シエラにつつまれて」その11

「シエラにつつまれて」~いつになったらRed’s Meadowへ~

 

前回から時間をかなりいただきました。

結果としては旅前にいただいたお守りのおかげで大きなトラブルもなく進んだので、正直ネタ切れでございます。

 

サクッとオレタチのJMTの名所を紹介します。

 

Day3

 Garnet Lake -> Red’s Meadow

距離:15mile 行動時間:7.5h

 

この日は少し早起きして7時半にはキャンプ地を後にした。

少し上り返しはあったものの、基本はくだり基調なのでわりと楽な工程だったのを覚えている。

ただ「砂ぼこり」がひどかった。

イメージするに夏の小学校の校庭という感じ。

風が吹いても舞う、盗塁したときも舞う、嵐のように舞う校庭の砂。

 

二人で歩いていて、ちょっと私の方が速そうだから追い抜こうかなと思うと、いやがらせのように舞う砂。

なんとか追い越して先を歩いていると、全然ついてこないパートナー。

「疲れたんですか?」と聞くと、

「いや、君のあとの砂ぼこりがひどいのさ」

そりゃそうだと思いながら、程よいペース、程よい距離をとりながら進んだ。

 

道中のBIGなパインにはド肝を抜かれた。

私の顔をニアなサイズだったんだもの。

 

ここでのトラブルとすれば道迷い。

ちょっと先に行ってみたくなったわたし。もう少し休憩したいパートナー。

地図通り行きますねと伝えて先にいったのものの違うトレイル入ってしまった。休憩ポイントへ引き返すとも誰もいない。これはやばいと思い正規ルート上にいると思って走って追いつこうと思うがいない。

これは本気でまずいぞと思っていると、とぅるるるるる、とぅるるるるるとスマートフォンが鳴った。

 

このときは本当に安心しました。電波がなかったらそんなに離れていないにしても探したり、何かが起きているかもしれません。

 

二人で旅をする以上は、しっかり行く場所、トレイル、集合時間を確認して行動しようと思いました。(これはどこでも当然のことである)

 

なんだかんだありながらもRed’s Meadowに着いたときは、1か月ぐらい歩ききった気持ちになった。

実際は2泊3日のハイキングだったのに。

 

あのコーラはうまかったなぁ。

 

短い期間でのこの充実感というか、濃い気持ちは遠くて見知らぬ土地に来たからだろう。

日本でもそんな気持ちになれる場所は、たぶんそんなところはたくさんある。

あるけど、アメリカに行きたい、異文化に触れたい、そう思うひとは短くてもいいからぜひ行ってみてほしい。

 

お盆休みだけでも十分楽しめるよ。

 

 text by タカハシ サタヤ

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