「シエラにつつまれて」その10

「シエラにつつまれて」~きれいなLakeたちと、反省の日々~

 

前回から時間をかなりいただきました。

結果としては旅前にいただいたお守りのおかげで大きなトラブルもなく進んだので、正直ネタ切れでございます。

 

サクッとオレタチのJMTの名所を紹介します。

 

Day2

 Donohue pass -> Thousand Island Lake -> Garnet Lake

距離:14mile 行動時間:10h

 

この日は朝8時ごろからずっと移動した。

一番の鬼門であったDonohue pass越え。瓜生は登る前からヒーヒー言っていたが、しっかり補給をはさみつつ難なくクリア。振り返ると今まで通ってきたLyell Forkとその両脇の大きな山脈。そして目の前には今から進むべくトレイル。ピークハントメインの登山とは違う感覚で私としては新しい遊びを発見した気分になった。

 

このあともなんだかんだヒーヒーが続くのだが、ヒーヒーのあとには絶景が待っていた。

そう「Thousand Island Lake」である。すでにいろんなところでひとつひとつ感動していたが、この湖が見えた瞬間は本当に感動した気がする。

 

感動しつつも私は釣りがしたかったので、ヒーヒーしていた瓜生を「しんどいでしょ?一時間ぐらい寝ててください」と日陰に押し込み、小川で釣りをした。

 

そう、こうやって無理やり釣りタイムを作ったときは本当に釣れない。

魚は泳いでいるが、人にやさしくないときは本当に釣れない。

因果応報とはこのことだ。

 

釣れないのでヒーハーしている瓜生を起こしとりあえず歩くことにした。

正直オンタイムではないし、日が沈みかけていたので次の湖「Garnet Lake」でキャンプをすることにした。

私は釣りをしたかったのでキャンプ地だけサクッと決めて竿とフライだけもって川に向かった。ヒーハー瓜生は相当疲れていたので置いていった。

このGarnet Lakeも本当にきれいで、夕焼け、朝焼けは本当に感動した。湖から聞こえるライズの音、夕日を見ながらの食事、貸し切りのこの空間は本当に贅沢だなと感じた。

JMTを歩くならせっかくなので湖畔でのキャンプをおススメしたい。わかっているよ!と言われるかもしれないが、本当に素晴らしいキャンプができます。

 

カメラが好きな私は、普段の山行では写真を撮る側に回ることが多いが、この旅では珍しく自分の写っている写真を撮ってほしいなぁとこっそり思っていた。道中、ヒーハーしている瓜生がカメラを全く構えていな気がしたので「たまにはぼくの写真もとってくださいよ!」と怒鳴り散らしてしまった。

そう言ったそばから「またやってしまった…」と反省していたが、帰国してお互いの写真を整理していると、怒鳴り散らす前から本当にたくさんの写真を撮ってくれていた。

英語がわからない私が、ハイカーさんと必死にお話ししているところもバッチリ収めてくれていた。

 

こればかりは本当にすいましぇんと思いつつ感謝である。

ナイスな写真がたくさんあった。

 

とりあえず明日はDay3、このセクションの最終日。

まだまだ続くから覚悟ですよ。

 

 

text by タカハシ サタヤ

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