漢ならやっぱり南ア with FLOAT

なんだか今年は山に行っていないような…

と感じた20239月ごろ。

 

福井のローカルショップTHE GATE SPORTING CLUBの山本氏からメッセージが…

 

「今年こそジャンダルムお願いします!」

 

GASC山本氏と弊社社長とわたくしで、年に一回「漢旅」と題しRoad to ジャンダルムを計画をするのですが、

2020年 台風襲来のため西穂丸山で撤退→下呂温泉旅

2021年 台風襲来のため涸沢から奥穂高でご来光(これはこれで最高でした)

2022年 天候悪化のため八ヶ岳で温泉ハイク

 

台風とともに山に行くため、目的を果たせず気づけば4年が経っていました。

今年こそはと意気込んで、パッキングリストを作り、体調も整え、前日時点での天気予報もばっちり!それじゃぁ明日は5時集合でと早めの就寝。

 

なんだか出来すぎじゃねと思いながら、朝起きて天気予報を確認すると…

そう、ばっちり北アルプス全域が雨と爆風の予報。

Road to ジャンダルムまでの道のりは本当に険しい。

登山口にも立たせてくれない。

 

ただ、わたしたちはここではくじけない。だって漢だから。

「漢ならやっぱり南アでしょう!」といことで、目指すは聖岳と光岳に変更し車を走らせます。百戦錬磨の山本氏もまだ未開拓の地、南アルプスの南へ山の中の山の中へ進んでいきます。

透き通った川の流れをみながら、釣り旅でいいんじゃないかと思いながらも登山口へ到着。

 

南は雲一つない快晴。漢たちはワクワクを胸にパッキングをします。

 

予定変更によりスタートが遅くなったので、とりあえず1日目は聖平小屋まで。

お楽しみは明日というワクワクをガソリンにして厳しい急登を登ります。

日が沈むと同時になんとか小屋に到着(弊社社長はゼハゼハ)。担ぎ上げたビールを片手に晩御飯をサクッと食べて早めの就寝。

就寝間際に空をみると綺麗なお月さま。明日への期待が膨らみます。

 

朝起きるとガスの中。このガスを抜ければ聖岳山頂でご来光だぜとワクワクしながら山頂へ向かいます。途中振り返るとすでに朝焼けが!

「漢ならやっぱり南アだよね!」

はやる気持ちを押さえて山頂へ向かいます。樹林帯を抜けたあたりからガスと爆風が。

ノンノン、この爆風はガスを晴らしてくれる大事な風よ。

 

そう、爆風でガスが上がってくるだけで晴れることはなく、私たちに雨を与えてくれました。

ノーサンキュー。

 

2日目は聖岳から光岳まで稜線歩き。

山の中の山の中からみる景色は圧巻だろうとワクワクを胸に長い道のりを頑張ります。

進めど進めどガスの中。爆風にあおられながら必死に歩きます。

光岳という希望に向かって。(弊社社長はゼハゼハ)

 

あと少しで光岳小屋というところで、希望がみえました。

そう、太陽がこちらを向いてます。木漏れ日が、南アルプスの山々が顔を出しました。

 

これは光岳サンセットが拝めるぞとワクワクを胸に光岳小屋テント場にチェックイン。

静岡おでんを購入し、いざ光岳山頂へ。

 

やはり南アはきびしい。

ただ、ガスははれず雲の切れ間から見える、夕日に照らされ赤い雲は、いままでで一番きれいな雲だったと思う。これだけ歩いてきたのに、この一瞬だけ。

 

さて、気持ちを切り替えて光岳サンライズだと、早めの就寝。

 

テントから顔を出すとやはり霧の中。

南アの洗礼、しかと受け止めました。

ありがとうございます。

 

南アルプスの南は山の中の山の中。

おそらくそこからはひたすら山から山を見れる絶景が広がっていると思います。

他の山域ではなかなか見れない絶景に感動すると思います。

南アルプスの中でもさらに南はおススメです。

 

わたくしは何も見れませんでしたが。

 

 

さて今回使用したFLOATは「RIGEL BLACK/Lt.GR」。

最近わたくし自身使用頻度が高いです。ある程度森の中を歩くことが多く、雲も多くすごく眩しいことも少ないだろうということでのチョイス。そして眩しかったら使おうと「RIGEL MATBLACK/BR」のフロントも持っていきました。出番はなかったですが、FLOATはフロントとテンプルが外れるので、フロント側を何個か持っていけば天候やシチュエーションによってレンズを変えることができます。フロントだけなら20gないくらいなのでフロントをもう一枚忍ばせておくのもグッドなやり方です。

ちなみに偏光レンズは、雲のメリハリもクッキリ見せてくれるので、雲もキレイに見えます。

 

来年こそは快晴のジャンダルムへ。

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