ミリ単位で計算 たった1mmの差が見た目の印象に大きな違いを生み出すことを私たちは知っています。掛けやすいメガネには、機能性だけでなく緻密なデザイン性も重要なのです。 掛けやすくなる小さなしかけ テンプル(腕)の後ろ側には赤く細いラバーを埋め込んであります。たったこれだけで滑り止めとなり、ズレ落ちにくくなります。またテンプルエンド(腕の末端)にかえしを付けることにより、眼や皮膚へのダメージを軽減し、腕を広げすぎなくてもスムーズに入る設計にしました。眼鏡業界では「しのみ返し」と呼びます。 半年以上かけて作る精密な金型 構想・立案からフォルムの修正。プロトタイプができたらCADで確認・修正を経てようやく金型の作成に入ります。金型作成の後も何度も機械の調整が入ります。 INSTの企画にあたり最も時間をかけたのはテンプルのカーブ部分です。この機能的かつ美しい曲線を実現するまでに、何度もサンプルの作り直しを行いました。